築100年の松被りの門をミニチュアで再現しました(1)

ご依頼のエピソードのご紹介です。

都内にあったテレビドラマのロケにも使われたという歴史ある門を制作させて頂きました。

ご事情があって、築100年は経つであろう

お屋敷と門を解体し、マンションに建て替えることになったご依頼主。

周辺の住民の皆さんにとっても、

町の風景の一つとして愛されていて、

惜しむ声もたくさんあったそうです。

それもあって、せめて門だけでも

何かの形で残せないものかと

2年くらい、あれこれ方法を探されていたそうです。

そして、ネットで私のサイトを見つけ、

ミニチュアで残す方法があると分かった瞬間、

救われる思いがした、とお話くださいました。

ご依頼頂いた時は、幸いまだ、門の解体は

始まっていなかったので、何度か訪問させて頂き

写真をたくさん撮らせて頂きました。

見れば見るほど、素晴らしい建築。

本格的な和建築の作品は、

これまであまり制作する機会がなかったものですから、

正直、どこまで再現できるか不安でした。

瓦はどんな風に作ろうか?

屋根の裏の梁や装飾品は?

立派な門かぶりの松はどう再現しようか?

不安要素はたくさん!

和建築って、職人技が凝縮されていて

世界に誇れる美しさや細やかさがあります。

でも、実際にそういう建築物を気軽に

目にできる機会はそう多くはありません。

神社仏閣はあるけど、個人の住宅とは

作りがちょっと違うし。

私の中に感覚として根付いていないものを

ミニチュアで再現するには、

まず少しでも多くの和建築を観察して、

空気感とか美しさを自分の中に

取り込んで消化しないといけません。

旅行先で古い建物を見つけたりすると

もう夢中でした(笑)

ご依頼主ご一家は、愛着ある風景を残すために

たくさん協力くださいました。

本当にありがたいことです。

片付けから解体、その後のマンション建築と

やらなくてはいけないことが山積みで大変な中、

私達のワガママなお願いを

精一杯叶えてくださいました。

そのご協力がなかったら、

多分、この作品は完成しなかったでしょう。

何度も書いたりお話していることですが、

本当に、思い出を残すミニチュアは

お客様との二人三脚、共同作業です。

既に納品済みですが、

きっと永遠に忘れられない

楽しくやり甲斐のあるお仕事でした。

同時に、私には和建築の技とか美しさとかを

学ぶ貴重で良い機会ともなりました。

次回は、制作エピソードなど

書いてみたいと思います。

 

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