Nゲージのレンタルレイアウトのジオラマ情景模型作りに追われた1年でした

2024年は私にとって初の試みでもある

Nゲージのレンタルレイアウト(店名:TOKYO N-Train)のジオラマ情景模型作りに

追われた1年でした。

長さ約11メートル幅約4メートルの

広大な土台に敷かれた12路線の線路の周りに

ジオラマを作り込んでいくお仕事。

ミニチュアドールハウス作家としての長年の

経験値があったから出来たことだと思います。

お陰様で今年2025年4月12日に

レンタルレイアウト店TOKYO N-Trainを

オープンすることができ、毎日多くのお客様に

楽しんで頂いています。

私のジオラマ情景模型に対するこだわり。

たくさんのこだわりがありますが、今回はデザイン面でのこだわりをご紹介しますね。

まずは「美しさ」

お客様のコレクションである模型車輌の

走り抜ける姿が映える様に。

そしてお客様がいつまでも飽きることなく

楽しんで下さる様に。

そう願って、随所に季節感を取り入れたり

同じ山や森でも、何かしら変化を持たせています。

そして、どこから見てもアラが見えない様に細部まで丁寧に作り込むことも大切にしました。

制作する時、作り込むエリアをあらゆる方向から

眺めて、お客様の目線でどこから見ても美しく楽しい風景になる様にデザインを考えました。

少し作っては、移動してチェック。

お客様の座る位置から座って眺める。

立って眺める。

ここを車輌が走る時、どんな風に見えるか?

情景が車輌の走る姿の邪魔にならないか?

いろいろな角度で考えました。

Nゲージに詳しい方々からは

「オタクは風景なんて気にしてないんだよ。

自分のコレクションが走る姿さえ見られれば満足なんだよね。」

というお話も伺いましたが、それでも風景制作で

手を抜いていい話にはなりません。

どうでもいいかも知れないけど、雑でリアリティの無い風景の中を走らせて楽しいわけがない。

ここはプロ作家としてのプライドかな?(笑)

お客様を喜ばせてこそのプロですから。

とは言え、本格的なジオラマ情景模型制作は初めてのこと。

動画や写真集、他のレンタルレイアウト店の情景、専門店のショールーム。

あらゆる手を使って、足を運んで、一から徹底的に勉強しました。

幸い、元々の仕事のミニチュアドールハウスとは近しいジャンルですし、使う材料やテクニックにも共通点があります。

そして、「思い出を残すミニチュア制作」でお客様の様々な要望にフレキシブルに応えてきた経験値があったので、すぐにコツを掴めた感じ。

何より、小さなモノ繊細なモノが大好きなので、制作が楽しくて仕方がありませんでした。

デザインのこだわりのもう一つに、あえて地域や実在の路線に限定しなかったことがあります。

他店では、特定の路線にこだわった所もある様ですが、私はお客様を飽きさせないために、あえて限定せず、お客様に

「旅先で見た風景っぽい」

「大好きな路線に似てる」

「田舎でこんな風景見たなぁ」

などなど、いろいろな想像をしてもらえる様に願って作り込みました。

一つだけ、店舗が八王子高尾山のふもとエリアなので、高尾山っぽい山を作ることは最初から決めていました。

「っぽい」というのは、完全に再現するとレールから距離が離れすぎて情景模型としての役目を果たせなくなるから。

なので、高尾山っぽい要素を凝縮して再現しました。

高尾山から続く山岳エリアから平野部へ、そこから都会、海へと広がっていくデザインとなっています。

デザインのメインテーマは「ノスタルジー」

懐かしい風景、です。

なので、都会エリアも近年の、新宿や池袋の様な大都会ではなく、昔の、これから開発がどんどん進むぞーという物語を込めました。

近代的ビルと古いビル、古い建物が混在している町です。

うーん。

デザインとしては、もしかしたら、いわゆるレンタルレイアウト店のお手本の様な情景模型のセオリーには反してるかも、ですね。

でも、どこにでもある情景模型にはしたくなかったんですもん。

私にしか作れない情景

私にしか紡げない物語

私にしか作れない世界

それが本当の、一番の、私のこだわり。

私としては、処女作でありながら、この規模の情景模型を1年で作り上げたこと。

そして、オープンしてから役1ヶ月ですが、多くのお客様から

「ここまで作り込まれた情景は他にはない」

「走らせがいのある素晴らしい情景だ」

「ここの情景が素晴らしいと噂を聞いて来た」

などなど、嬉しいお言葉をたくさん頂いていることに、ちょっと誇らしさを感じています。

この経験を生かして、これからレンタルレイアウト事業にチャレンジしたい方や、自宅や店舗に情景模型を置きたい方の制作コンサル事業も展開したいと思っています。

その為にも、もっともっと学び続けて、自分のセンスや感性を磨いていきます。

私のコンサルにご興味のある方は、どうぞお気軽にご相談下さいね。

TOKYO N-Trainのホームページ

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