BAR TRACK制作中
ご依頼品のBAR(BRUTASでもアナログレコードを聴させる草分けとして紹介された)の制作、順調に進んでます。
オーナーさんのこだわりが随所にあり
壁ひとつ取っても手が抜けません。
取材時に撮影した写真をしっかり観察して
風合い、質感をどう表現するか
かなり知恵を絞りました。
今まで試したことのない方法を取り入れてみたり
作っていて楽しいですね。
置かれる予定の場所がBARという
灯りを落とした夜の世界なので
その照明の中でどう見えるかも
ある程度計算しながら作る必要があります。
写真は灯りの暗い中でのものですから
そのままの色にすると、暗い店内で見た時
更に暗い色目になってしまう可能性あり。
こういう色調整は実証実験できないので大変
でも同時にどんな風に見えるのか想像すると
ちょっとゾクゾク、わくわく。
カウンターも出来てきたし
レコードも量産中♪
レコードも背の部分しか見えないけど
いろいろな種類の紙を使って
見た目の色の変化を出してボリューム感を
感じてもらえる様工夫してます。
このレコードの棚のサイズの割り振りも
いろいろ苦労したんだよなー
私のご依頼品制作では
お客様の作品を飾る予定場所のサイズに合わせて
デザインを考えるので
建築模型の様に正確な縮尺率で全体のサイズを
決定する方法は取っていません。
置く場所に合わせて奥行きやはばを決めて
その中に何をどう配置するか?
時には重要ではない物を省いたり
間取りそのものに変更を加えたりもします。
大事なのは
世界観や空気感をどう表現するか?
ですが、正確な縮尺率では無い分
微妙な誤差や狂いが生まれるのも致し方なしでして
それを微調整で整えていく訳です。
今回大変だったのは、レコードと洋酒の棚。
そして、オーナーこだわりの大きなスピーカー。
スピーカーと棚の位置やバランスが
実際の物とあまりにかけ離れていては
BARの空気感にも影響しますから
何度も計算し直したり作り直したり
納得いくバランスに持っていくのに苦戦
なんとかレコードの棚は完成。
でレコードを並べてみたら…
なかなか良い感じ♪
しかし。
まだ棚全部を埋めるのにはレコードが足りない!
しばらくレコード作りの内職仕事が続きそうです。