長野取材旅行日記☆
高尾の店のオープン準備から開店後、諸々が落ち着くまで
休みなしに走り続けていたのですが、5月のGW明けに久しぶりの遠出をしました。
まずは大好きな、諏訪湖のそばにあるリビセンへ。
正式名称は「リビルディング・センター・ジャパン」
古材と古道具のお店なんですが、コンセプトは解体されてしまう建物から
いろいろなものをレスキューして、次世代へと残すこと。
その考え方にも惹かれますし、古材を生かして作られたハイセンスなインテリア作品が
どれもステキで・・・
毎回、ここで何時間も過ごしてしまいます。
今回はお店の展示用に使える面白いものがないか探すのが目的。
そして、見つけましたよ、鉄の四角い枠。
元は何に使われていたんでしょうか?
縦にしても横にしても使えるフレキシブルさは、
こじんまりした空間のうちのギャラリースペースにぴったり。
2つ欲しくて、でも2つ買うとなかなかなお値段。
迷いまくり、途中ランチしに行って頭を冷やし、夫婦でじっくり話し合いましたが、
やはりこれは“買い”だろうと決意。
今度はこの枠に合う古材の板探し。
サイズや風合い、予算。
何せ古材ですから、これも出会いです。
風合いが素敵でもサイズが合わないとか、その逆もありで。
とても楽しいお買い物時間でした。
また一つ、レンタルギャラリースペースを使われる作家さんに
喜んで頂ける設備が手に入ったかなぁ、と。
「アートギャラリー春しるべ」は、本気で物件探しを始めてから、
あれよあれよという間に、奇跡のようなご縁でお話が進んだので、
店内のレイアウトも運営も、手探り&試行錯誤の毎日で、まだまだ未完成の現在進行形です。
貸しギャラリーは全国にたくさんありますが、
ミニチュアドールハウスの制作アトリエが併設された所は無いし、
身近な所にお手本や参考にできるものがありません。
自分たちで自分たちなりの空間を作るしかない。
でも、大変だけれど楽しくもあるので、今回の取材旅行も吸収するものがいっぱい。
見るもの触れるもの全てが勉強です。
このリビセンのように、コンセプトがはっきりしているお店から
学ぶことは本当に多いですね。
今回は、店の運営やミニチュアドールハウス作品のモチーフ探しが目的なので、
気になる場所をいっぱい見て回りましたので、すべてを記事には書ききれませんけど、
本当に刺激的でした!
現在、レンタルギャラリースペースで展示会を開催してくださる作家さんを
募集中ですが、ご理解頂きたいことがひとつ。
「春しるべ」は、単なる箱貸しギャラリーではないこと。
ミニチュアドールハウスの工房が併設されている=ものつくりの現場が垣間見られることが
お客様にとっての魅力になり得る場所であることをご理解頂きたいのです。
「自分の個展なのに、ミニチュア目的のお客さんが来るなんてなぁ・・・」
と思われる方もいると思います。
そういう方には申し訳ないと思いますが、もしかしたらミニチュア目的のお客様が
作家さんの新しいファンになってくれるかもしれません。
新しい出会いを面白がってくださる方に使って頂けたら、私もうれしいです。
私の仕事場でもあるので、純粋なギャラリーのような静かな環境とはいかないと思います。
それすら面白がって頂けたら・・・と。
ワガママかなぁ(笑)
今回の取材旅行で訪れた場所の中には、リビセンも含めて、ぶれないものが芯にあります。
全ての人には受け入れられないかもしれないけれど、
一度好きになると何度も訪れたくなる。
私たちもそんな場所作りがしたい。
それが何なのか、まだ明確に見えてはいませんが、
これからも、いろいろな所へ出かけて、肌で、五感で、第六感も駆使して
「これが私たちの提供する場所です!」
と胸を張れる空間を目指したいと思っています。
今月は2回、ミニチュアドールハウスのワークショップを開催します。
詳細は記事にもしますが、気になる方はホームページをチェックしてみてください!
また、店頭ではLINE登録してくださる方を募集中!
登録してくださった方には、ポストカードを1枚プレゼントしています。
よろしくお願いします!